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スパイ問題、先に謝罪 マクラーレン
スパイ問題とドライバー同士の確執にまみれた自動車F1のマクラーレン・メルセデスが新年を前に、すす払いを済ませた。スパイ問題では来年2月に審議が予定されていたが、先手を打った謝罪で中止させることに成功した。新鋭ハミルトン(英)との不仲が表面化した元総合王者アロンソ(スペイン)を放出した後釜には、F1で2年目の若手コバライネン(フィンランド)の起用を決定。来季のハミルトンの王座獲得に向けて集中できる状況にこぎ着けた。
マクラーレンがフェラーリから不正に技術情報を入手した問題をめぐっては、08年向けのF1マシンに転用されていないかどうかを来年2月に世界モータースポーツ評議会が審議する予定だった。
マクラーレンは今月13日になって国際自動車連盟(FIA)会長などにあてた謝罪文を発表。自らの落ち度を認め、再発防止を誓った。FIA会長はすぐに再審議の中止を要望する声明を発表。「F1の利益のために」と、名門チームのスキャンダルの早期終結を求めた。18日に審議中止が正式に決まった。
チームとFIAの入念な下交渉がうかがわれる幕引きの最中に、マクラーレンはコバライネンの起用も発表した。「2人は抜群のコンビになるだろう」とチーム首脳。ハミルトンと同期で、実績は表彰台1度(日本GP2位)と劣るコバライネンには、ハミルトンのサポートに徹する役回りを期待している。
コバライネンは「開幕時には平等な扱いをしてもらうことが重要だ」と野心をあらわにするなど、やや不安な部分も残すが、チームの苦心がハミルトンの初王座に実るかどうか。マクラーレンの動向には来年も注目が集まりそうだ。
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